公開: 2019年10月16日
更新: 2019年10月18日
第2次世界大戦中の米国軍組織は、統合参謀本部の下に海軍と陸軍が置かれ、海軍と陸軍がそれぞれ航空隊(航空軍)を持っていました。組織上は、陸軍の指揮の下にあったアーノルド司令官の第20空軍は、1944年4月に陸軍からは独立した形式で、統合参謀本部の直接の指揮下の組織となりました。これは、第2次世界大戦終結後に、空軍が組織される基礎を築いたものと言えます。より戦略爆撃に重点が置かれた結果と言う解釈ができます。この1944年4月の決定が、6月からの日本本土爆撃に繋(つな)がっていました。